シミも肝臓障害、血行障害によって起こることがあります。シミは婦人科疾患も含めた内因性の障害から起こる場合と、強い紫外線を受けてできる外因性のものとがあります。皮膚の下にはイオン層があって、それが膜となって紫外線をさえぎり、シミや色黒の原因となるメラニン色素を予防してくれているのです。ですからイオン層が欠乏してくるとシミやソバカスになるわけで、イオン入湯をおすすめしたいのです。入湯法は男性よりも女性のほうに効果が早くあらわれます。女性は皮下脂肪が多くイオンの吸収性がよいからです。
またイオン入湯は冷え性も解決してくれます。女性の3人に2人は冷え性だといわれていますが、原因は血液の循環にあるのです。つまり男性は頭を中心にして血液がめぐっているのと対照的に、女性は子宮を中心に、血液の60%が下半身に集中しています。それは女性固有の機能をたかめ、保護しているからです。「女性は子宮でものを考える 」といわれるのは、男性とのこの血液の循環の違いをさしているのです。にもかかわらず冷え性が多いのは、やはり女心なのでしょう。薄着に走り、スカートをはき、太らないために減食して冷たい野菜を食べ、足腰を冷やしているからです。冷え性は生理不順、不感症を招き、受胎力が弱まったり不妊症になるばかりか肩こり、神経痛にもつながってきます。