ニキビは青春のシンボルといわれています。食欲旺盛な若い人はとかく脂肪分を摂りすぎることも原因の1つになっています。統計的には16歳から25歳までの女性の80%、男性の90%がニキビ保持者で、ニキビは若さの象徴といえましょう。
この年ごろは性ホルモンの分泌が旺盛になり、それが皮脂腺から出てきます。その皮脂腺が詰まって分泌が悪くなると皮脂が固まってしまいます。それがニキビです。女性の場合、生理のまえにニキビが増えてくるのは黄体ホルモンの分泌を盛んにするからです。ニキビをつぶすと、その下にまだ新しい皮膚組織ができていないので、炎症を起こしたり化膿したりして跡が残り、シミやホクロの原因となります。さわらずにつねに清潔にしておかなければなりません。特に女性は化粧品によって毛穴や皮脂腺をふさがれますので、油性化粧やファンデーションはやめ、油ものや甘いものを食べることは控えたほうがよいとされています。
でも、それらは外面的な注意だけにとどまっていて、体質をついていません。なぜならば、ニキビというものは体内の脂肪分がはじきとばされてできるものであって、原因は膵臓機能の低下にあるからです。さらにそのルーツをたどっていくと、胃腸に到達するわけで、やはり胃腸から治していかなければほんとうに治したということにならないのです。吹き出物も同じです。便秘症の人は特にニキビや吹き出物が多いので、腸の大掃除をしてやることをおすすめします。