出モノ腫レモノトコロキラワズと言われるオナラは、お行儀のよい女性には困ったモノのひとつですが、昨今は民主主義、男女平等などの思想が定着したせいでしょうか、これ見よがしにお尻をもちあげてなさる女ケツも少なくないようです。
私たちのからだは、オナラか排便か一瞬にして感知するすばらしい能力を持っています。はげしい下痢のときは、ついいっしょにもらしてしまうこともありますが、それ以外はめったにそういうことはありません。自律神経の指令によってオナラをしたいときは、間違いなくオナラだけが出てくる仕掛けになっているのです。
オナラの成分はだいたい、炭酸ガス、水素、窒素、メタンガスで、においは硫化水素です。オナラは体内の大工場からでる排気ガスであり、普通の健康な人でも1日に500cc、それを平均5回に分けて放出しております。
ですから、どんな美女でも、毎日、500ccはひそかに放出しているわけです。オナラは無色透明です。赤や黄色のオナラがでたという話はあまり聞きません。オナラが無色透明なのは、オナラの成分の80%が口からはいる空気だからです。それがオナラとしてでるときに悪臭を放つというのは、胃腸の中が宿便によって汚染されている証拠です。
オナラを我慢していると、この有毒ガスは体内に散らばり、血液にはいると、血液を濁らせてしまいます。排便も我慢をしていると便秘症になるように、オナラも自然に逆らってはいけません。恥ずかしがらずに、すみやかに放出してしまうことです。とくにご夫婦の場合には、オナラ合戦をやるくらいの方が、よほど人間味にあふれています。
次に、このオナラのために、死ぬほどつらい思いをなさってきた女子高校生の手記をご紹介しましょう。