イオンが水虫に効くというのは、これは常識です。アフリカの原住民には水虫というものがありません。
太陽の下でつねに裸足で土を踏み、その土はイオンをふんだんに含有しておりますから、汗をかけばイオン化します。Z式健康法をやっているのと同じことです。
水虫というのは、白癬菌が血管内に潜伏して、それがみょうに脚の周辺にでてきます。そして皮膚をおかしていくわけですが、血管内から毒素がでてくるので、塗布薬をいくらつけてもなかなか治りません。
その点、イオンは白癬菌も撲滅するほどの殺菌力を持っておりますから、宿便清掃、イオン入湯によってイオンが体内に入りますと、皮膚組織あるいは自律神経の組織にひとつの革命が起こり、血管内の毒素を外へ押し出してしまいます。
ただ毒素が外へ押し出されると、水虫の湿疹は一時的に増悪するため、イオン入湯でかえってわるくなったと、治療をやめてしまう人がおりますが、そうではありません。湿疹が増悪した場合にはイオン濃度をうすめて入湯し、徐々にまた濃度を増やしていきます。それは皮膚病すべてに共通するイオン入湯法ですから、よく覚えておきましょう。
なお、早く治したい場合は、ウンデシレン酸が配合された水虫の軟膏を患部に塗布すれば、なお有効でしょう。患部の皮が白っぽくふやけている場合は、その皮をこすり取ってから軟膏を塗布し、そのあと空気の流通をよくしてやります。