私は美容コンサルタントとして、全身美容の店を経営しており、日頃、肥満体のお客さまから、美しく痩せる方法についてよく相談を受けています。肥満体の泣きどころは、なんと言っても腹部の皮下脂肪です。そうしたご要望にお応えするため、私どもの店では、皮下脂肪の揉みだし療法に、もっとも力を入れており、お客さまからも好評をいただいてきました。
ところが、「紺屋の白袴」のたとえではありませんが、ここ数年来、私自身の皮下脂肪が増えるいっぽうで、お客さまからよくからかわれるようになりました。こうなるともう愛嬌などといって笑っていられません。自分でも皮下脂肪をとるために、せっせと揉みだしをはじめました。
話は変わりますが、私はひどい便秘症で、お通じのないことが10日もつづくことがありました。自分でもこれはいけないと気にかけておりましたところ、美容仲間のあいだでZ式健康法 が評判になっていることを知り、私もさっそく申し込んで、おなかの宿便清掃とイオン入湯をはじめました。
宿便清掃はとても調子がよく、翌日から便秘症の悩みは解消されました。とくに宿便については、あるていど知識はありましたが、毎日5~6回もある水便には、考えを改めさせられました。
よくぞこんなものが、と思われるほどの宿便が出て、出るわ、出るわ、あまりのおぞましさに思わずゾッとしたものです。そして、次の瞬間、こんな汚い宿便をお腹の中にため込んでいたのでは、病気にならないほうがむしろ不思議だと考えずにいられませんでした。それにつけても、このいやらしい宿便を“ヘドロ”と表現されていることには、感心するほかありません。
ところで、この宿便清掃の快感に浸っているうちに、私はふと、自分のおなかがとても柔らかくなっていることに気がつきました。わずかながら、皮下脂肪もはっきり落ちていることがわかります。Z式健康法 が肥満にもよいとは聞いていましたが、 まだ始めてから2ヶ月たらずでしたから、とても信じられない気持ちでした。
しかし、私はZ式健康法の効果を認めざるを得ませんでした。それというのも、宿便をとるのが先決という考えから、揉みだしをずっと中止していたのです。そして職業柄、私にはすぐにピンとくるものがありました。それは美容の根源療法に使えるなということでした。
私は宿便清掃をつづけるいっぽう、皮下脂肪の揉みだしにはげみました。私の直感にくるいはありませんでした。それから1ヶ月ほどたった頃、私の皮下脂肪はすっかり落ちて、さすが先生ねとお客さまからも言われて、くすぐったい思いをしたものです。
Z式健康法 がすぐれているのは、宿便清掃ばかりではありません。イオン入湯もなかなかのものです。私は皮膚が弱く、腕によく湿疹ができるのですが、知らぬ間に、これもキレイになっておりました。
美容の仕事をやっていますと、メイクアップ指導やら、洗髪にシャンプーを使用するやらで、手や顔の肌がブスブスにおかされてしまいます。その荒れた肌にも、イオン入湯はとてもいいようです。特殊なハンドクリームを使っていますが、これにも相乗効果がはっきり認められています。
イオンが皮膚にどういうはたらきをするのかわかりませんが、入湯するだけで、肌がととのえられ、入湯のあと、お化粧ののりがいいことにも驚かされます。ケチなようですが、湯船のイオンの湯を捨てるのがもったいなくて、翌朝も同じ湯をわかしてはいるなど、イオン入湯にすっかり心を奪われてしまっている今日この頃です。最後に私の店のお客さまの間でも、このところ、しだいにZ式健康法 の愛好者が、大きく広がりつつあることをお伝えしておきます。