昭和50年頃から、Z式健康法は口コミによってどんどん広まりました。私が家に設けた研究所は、健康相談にお見え下さった方々で、門前市をなすありさまでした。これは、私の理論がきわめてわかりやすいせいもありました。
もともと、Z式健康法は、私自身の病気を治すために考案したものです。発作がでたときに、気管支を拡張する薬ばかり飲んでいるから、何年たっても治らなかったのです。
そのうち、その病気のもとが自律神経にあることがわかりました。そして、自律神経に必要なエネルギーが、胃腸でつくられていること、つまり、おなかの宿便に原因があることがわかったのです。
「病気のもとは自律神経の失調にあり」という私の仮説によって、私自身、重度のゼンソクが治ったばかりでなく、大勢の方が健康を回復されて、そのたびに、Z式健康法は人の口から口へと伝えられていきました。
このときに私が困ったことは、Z式健康法 が過大に評価されたことでした。そのひとつに、ガンの問題があります。たまたま、病院で胃ガンと診断された人が、6ヶ月で治ったというケースがありました。
しかし、それについて私は、その方がもしもほんとうにガンにおかされていたならば、6ヶ月では治らなかっただろうと思います。
ということは、その方が治ったのは、ガンだったからではなく、医師の診断が誤りだった、つまり、胃カメラに写った宿便の固まりがガンに間違えられたのだろうということです。それよりほかに考えようもありません。
