女性の陰部のただれ、湿疹、かゆみに関する相談はまことに多く、大半の女性が多かれ少なかれお悩みになっているようです。そういう人たちは例外なく腰痛を訴え、下り物の異臭、それに陰部臭が混ざっているのも共通しています。妊娠した人とか、結婚した人は平気で産婦人科を訪れますが、高校生、大学生はちょっと行きにくいようです。また友人にも相談できず、ひとり悩んでいるという方が少なくありません。陰部は皮膚面がどうしてもただれがちです。そこへ湿疹がやってきます。
こうした産婦人科の多くの症例について原因を調べてみますと、まず第1にあげられるのが実は“便秘”なのです。またしてもおなかの宿便というわけです。便秘になると、胃腸のはたらきがわるくなってイオンの不足をきたします。そこに自律神経の失調とともに婦人病がやってくるのです。だからその経路は、
ⅰ、おなかの宿便の増大
ⅱ、胃腸の機能低下
ⅲ、イオンの不足
ⅳ、自律神経の失調
ⅴ、病気
という順序によって、生理不順をはじめ、さまざまな婦人病が起こってくるのです。その根源は自律神経の失調ですが、スタートはおなかの宿便の増大です。おなかの宿便清掃とイオン入湯が、女性の健康にとってどんなに大事なことか、もう一度じっくり考えてみてください。