自律神経にとって大切な養分のイオンは、皮膚からも吸収される性質があるところから、Zイオン健康法ではイオン入湯をとても重視して、これを第1健康法と名付け、おなかの宿便清掃を第2健康法と名付けているわけです。
私はこのイオン入湯では、単にイオンのお風呂にはいるだけではなく、浴槽内で50~100回くらい頭に湯をザブザブとかけることをお奨めしています。
ゼンソクとかジンマシンなどは、アレルギー体質といわれていますが、これは、何とも不思議なもので、とても頭がかゆくなるのです。頭を洗っても、すぐまたかゆくなるのです。私は頭がかゆくなると、水道の蛇口に頭を突きだしてジャブジャブ洗ったり、かゆみ止めの薬をぬったりしておりました。
いったいどうしたら、この頭のかゆみを止められるのだろうか、と暗中模索していたある日、イオンの湯につかりながら私はふと考えました。頭がかゆいのは、血液の循環が悪いためだろうと思ったのです。これが事実だとすれば、このイオンの湯を頭からかぶってみたらどうだろうか。もしかすると血液の循環系に革命が起きるかもしれない。こう思って、頭から手桶でイオンの湯をかぶってみました。
私は心の中で祈りながら、何杯も何杯も頭にザアザア湯をかけ続けました。するとどうでしょう。20杯くらいかけたとき、かゆみがうすれてきたのです。そして50回くらいかけたとき、かゆみは完全に消えておりました。
これはよいことを発見したものだと、私はそれ以来、入湯のたびにイオンの湯をかぶりました。それ以後、私は頭のかゆい思いをしなくてすむようになりました。どうして、かゆみが止まったのだろうかと私は改めて考えてみました。神経のはたらきというものは、イオンの伝達によって行われています。そのイオンが頭皮からはいってくるので、やはり血液の循環がよくなってかゆみがとまるのでしょう。確証はありませんが、私の仮説はこうして事実によって証明されたのです。
その続きがまだあります。その2日から3日後に気がついたのですが、髪の毛が抜けなくなったことです。お風呂に入りますと、湯船の中に頭の毛が散乱して、あとですくい集めないと、次の人が入れないくらいたくさん毛がぬけたものです。そのひどい抜け毛がほとんどゼロになったのです。
まだあります。徹夜麻雀をやったりすると、頭がちょっと重い感じがしますが、イオンの湯をかぶると、それがとれることです。そのことからヒントを得て、頭の痛いときにイオンの湯をかぶってみると、痛みが消えました。これも裏付けはありませんが、神経のはたらきは、やはりイオンの伝達によって行われるのだと考えざるを得ませんでした。
私は、他の人の場合はどうだろうかとまず数人の人にすすめてみました。逗子市のSさんは15年近くも頭痛が続いている人でした。病院で診てもらっても別に脳腫瘍ではありません。当時、カイコーサンという薬があって、それを常用していたそうです。
そこでイオンをためしてもらいましたが、何ともありません。いつの間にか、15年の頭痛持ちが治まっていたのです。
その頃のことですが、私の家を建築した棟梁は、偏頭痛のひどい人で、首の後が、枕をつけているようにふくれておりました。大工さんですから下を向いて仕事をしますが、ノコなどを使っていて、ひょいと首を上げようものなら、ゴクーンと頭が痛くなります。この人の偏頭痛も2ヶ月くらいで痛みはゼロになりました。
こうして私は頭からイオンの湯をかぶることが、とても重要なことであるという確信を得たわけです。さて昨年、私は次のようなお手紙をいただきました。手紙の内容は、脱毛症の中でも横綱級の“円形脱毛症”の相談でした。